7年前

2022年07月15日 09:24

ありがたいことに、ここ数年新しい出会いが多く、鈴乃屋をご愛顧くださる方が増えていることを実感しています

なので7年前のことを知らない方も多くなっているかもしれません

ずっとサボっていたブログを急に書く気になったので、良かったら読んでください😊

7年前の7/11
出店仲間のところに遊びに行って…あの日めぐっぺも一緒でした😍
遠足みたいにおやつ食べて、元気に楽しく過ごして

翌日は房総のむらに出店
いつものようにコンビニで朝ごはんを買っての道中🚗
マスターが
「何も飲み込めない」と言い出しました

到着までずっと何の病気か❓の話
真夏の出店で何も飲み込めないなんて、、それ致命傷だよ

ただ、それ以外どこも何ともないから出店したいときかないマスター😓

更に
出店中に本人が気がついた事が

「左側、炭の熱さを感じない」

それでも何だか痛みも苦しさもないからと最後までやりきって、帰宅後、日曜日の急患診療に電話
ちょうど脳外科医が当直の大学病院に連絡が取れたので呑気に「シャワー浴びたら行きます」って言ったら、
「そんな場合じゃないです、そのまま来てください」との事

診断結果は脳梗塞で、車椅子に乗せられ即入院でした

さっきまで、焼き台とか運んでた人が…Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

嚥下機能は戻らず、管で栄養をとる生活となり
1週間後には、もう食べたくて、食べたくて、涙目になっていました

私は何が心配って、店の支払いと住宅ローン
とにかくお金です💴

運よく三日後には書類整理の派遣につけて、月曜から金曜は勤め、夜は病院へ、土日は全て夏の出店

出店と派遣登録と病院と重なる手続き、、突然の書類の山🏔🌋
余談ですけど、文鳥6羽の世話も

マスターの復帰の見通しが立たなかったので、15年借りた店を引き払うことに
その荷物の処分も大変なものでした

普段販売の焼き鳥はマスターの手刺しですが、
夏祭りの出店での焼鳥の仕入れは、串刺しされた焼き鳥を2000から3000本仕入れるので、後払いにしてもらっていたのですが、マスターが入院している中、信用が得られず仕入れ先にもなかなか出してもらえず😭
それでもこれをやらなければ全ての支払いと入院費が払えないわけで、交渉してどうにか卸してもらえることに

たくさんの人の力を借りて、夏祭りはほぼ完売でやりきりました
これだけは曲げなかったのは、ボランティアで手伝ってもらわないこと
仕事として対価を受けてとってもらえなければ、鈴乃屋を続けていく覚悟にならない気がしました

マスターはというと、病院に行くたび早く退院したいと必死の訴え
挙句「お前は楽しそうでいいよな〜」といじける

確かにSNSって、みんなでワイワイ楽しそうに見えるんですよね^^;
私は早朝から深夜まで猛暑と戦ってるんだよ
明日のジョーみたいになってるんだよ
搬入準備も片付けも一人でやってるんだよの言葉を飲み込んで

泣いて暮らしているのではないかと励ましのメッセージもたくさん頂いたけど、本当に必死の時って泣いたり、悩んだりしてる暇なんてないのです

9月に入り、飲み込みの力が少し回復した頃、先生たちとの面談
先生何か言いづらそうで、どうしたのかな?って思ったら「日本語わかりますか?」って聞かれました
「日本人です」って答えたけど…真っ黒すぎたのかな?

「退院したい」というマスターと「まだこわいからリハビリをお願いしたい」という私
すったもんだしながらも9月半ばの退院が決定
退院後も、今のままの方が安定するから平日は勤めに出たいと言っても、すぐ復帰すると聞かないマスター

仕事復帰したのは、記憶が曖昧ですが10月のさくランドさんの森のイベントだったかな
とても雰囲気がいいイベントで楽しかった

その後、すぐに王子台に小さな店も借りられました

お正月には麻賀多神社宮司様から境内に出店しませんかとお声がけ頂き、大変有り難かったです
その年は大事をとって出店せず、1年後のお正月から出店させて頂く事にしました

今もマスターが左手だけ軍手をしているのは、左半身の温痛感がないためです
徐々に回復して、今は少し感じるようになったそうですが、最初のうちは火傷したり

あの時悔やんだのは、私たちずっと無理を重ねていたんです
入院二日前の7/10も、早朝から金毘羅マーケットに出店、帰宅後すぐに鈴乃屋駐車場で毎週やっていた金曜屋台
とても暑い日に早朝から夜まで休みなしで2本の出店

どちらにも常連さんがいて期待に応えたかった
まだまだ、やれると過信してしまった

7年前の後悔を知らない方には、もしかしたら、夏は軒先出店休みますとか、時間短縮しますとか、一見自由気ままな営業方針を見て、せっかく買いに来てるのに対応悪いって思われているかもしれないですけど、
本当にもどかしいですけど、出来るだけ長く続けていけるように模索しています

こんな勝手な商売が出来るのも、ありがたい事にどの現場のオーナーさんたちも、無理しないで鈴乃屋さんの出来る時に使ってくださいと言ってくださるお陰です

今もこうして続けていられるのは、あの時手を貸してくれた友人、出店仲間のお陰です
旧鈴乃屋の片付けは、長年のお客さんや、幼馴染み、ホテルマン時代の先輩たち、出店仲間に助けられました


マスターもすごい勢いでリハビリして、よく頑張って復帰したものです

実は私の父もマスターと同じように53歳で脳の病気をし、右半身障害を持ったまま定年まで仕事を続けました

父の姿を見ていたおかげで大きく動揺することもなく、やめる事など1ミリも考えず、成せばなると思えた気がします

長々と読んで頂きありがとうございます

きっと誰でも、人知れず心だったり、身体だったり、弱い部分をカバーしながら生きていて
そんな自分に慣れてしまうと疲れている事にすら気づかないのかも知れない
周りばかり気にしてしまうと、自分を後回しにしてしまう
若い時はそれでも全てを大切にできる体力があったかも知れないけど、歳を取ったらそこをぐっと堪えて、まずは自分を大切にしようと言い聞かせてもいいんじゃないかと思います

弱くていいよ

今年の夏も、猛暑と雨の繰り返し、悩ましい天候が続いていますが、どうぞ皆様もご自愛くださいね❤️

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